1日1食生活を半年続けた理由と変化

身軽に暮らす

「そもそも1日3食ってどうなん?食事回数減らせるんじゃない・・・?」

俺はそう思い、1日1食生活を半年ほど継続してきた。

朝は白湯か水を飲み、昼も給水のみに留め、夜だけは精一杯のご馳走をいただく。

今回は、そもそもなぜ1日1食生活を送ろうと思ったのか書きつつ、感想や問題点、解決策などを書いていくことにする。

これから1日1食生活を送ろうと思っている人の参考になると幸いだ。

1日1食の理由

そもそも、俺が1日1食を検討した理由は以下の通りである。

  • 集中力を持続させるため
  • 最高の1食を食べるため
  • 胃腸に負担を掛けないため

集中力を持続させるため

「お腹一杯昼ごはんを食べたせいでなんか眠い・・・」という経験をしたことがある人はきっと多いと思う。

俺は客先打合せ前に上司からお腹いっぱいの焼肉セットをご馳走になり、その後客先打合せの場で船を漕いだこともある。さすがに今はそんなことはしないが、とんだゴミ野郎である・・・。

さて、そもそもなぜ食後はあれほど眠くなってしまうのか・・・よく言われているのが、消化の過程で眠気を引き起こしているという説である。

他にも、食後に感じる眠気は満腹感から来る気だるさで、食事内容に関わらずそもそも人間は昼時に眠気と戦うことになるのだという説もあったりする。

14時ごろに眠くなるのは「アフタヌーンディップ」と呼ばれるヒト固有の生理機能です。ランチは「食べても」「抜いても」、その後眠くなるのです。

(中略)

「ランチ後にやってくる眠気」は、厳密にいうと「眠気」ではなく、満腹感からくる「気だるさ」。

引用元:「14時頃に眠くなる人」が知らない睡魔の正体-東洋経済オンライン

どちらの説にしても、満腹感はいい具合に眠気(もしくは気だるさ)を引き起こすので生産性をアップさせるためには、ほどほどで留めておきたいところである。

最高の1食を食べるため

実は料理を作るのが好きなんだけど、そうは言っても毎食の献立を考えるのは飽きる。しかも料理が好きと言っても、自炊レパートリーが多いわけではない。

というわけで、だいたい自炊生活を送っても後半は惰性でテキトーになってしまう傾向が強かった。

1日1食にすることで、唯一の食事である夕食を全力で味わう事ができるのではないか?本気で夕食に取り組むことができるのではないか?と考えた訳である。

胃腸に負担を掛けないため

俺は食事を摂るとほぼ確実に腹痛を伴う下痢になる人間である。

というのも俺は『過敏性腸症候群』という病気と診断されている。中学1年の時に診断されてから現在までで約20年の付き合いだ。別の持病である『自然気胸』よりも付き合いが長い。

残念ながら現時点で『過敏性腸症候群』の原因は特定されていないんだけど、精神的・肉体的なストレスを感じた時に激しい下痢になる事が多い。

お腹の痛みや調子がわるく、それと関連して便秘や下痢などのお通じの異常(排便回数や便の形の異常)が数ヵ月以上続く状態のときに最も考えられる病気です。

(中略)

IBSになる原因はわかっていません。しかし、細菌やウイルスによる感染性腸炎にかかった場合、回復後にIBSになりやすいことが知られています。

引用元:過敏性腸症候群(IBS)-日本消化器病学会ガイドライン

そんなわけで、朝イチ・昼イチでトイレに籠もって生産性を落とさない為にどうするべきか考えた結果、1日1食はアリじゃないかと思ったわけである。

1日1食を節約目的で取り入れるべきではない

別に節約目的で1日1食生活を送っているわけでないが、結果的に節約には繋がっている。一応そういったメリットが存在しているのは念頭に置いても良い。

ただ、俺は生活の質を下げたり余計な工数を割いて節約や倹約をするのは基本的に反対である(毎日ちまちま時間を割いてクソの足しにもならないポイントを獲得するポイ活も同様だ)。

あくまで副次的効果で節約になったに過ぎないので、節約目的で1日1食を導入するのはオススメしない。

1日1食生活を半年続けたことによる変化

1日1食生活を半年続けた結果、3つの検討事項(+節約)については以下の結果となった。

  • 集中力を持続させる:△
  • 最高の1食を食べる:△
  • 胃腸に負担を掛けない:○
  • 飲食費を節約する:○

集中力を持続させる:△

満腹感による眠気(気だるさ)はたしかに軽減されたが、逆に空腹感による集中力ダウンが発生した。

それもそのはずで、1日3食のうちの2食を水or白湯に置換したのだから当たり前である。

会議中にお腹が鳴る→「お腹空いたの?w」と質問される→会議が一時中断される・・・なんてのもあったりした。

あと俺も人間なので、静かな作業空間でお腹の音を出すのは恥ずかしい。結果的に、生産性はほぼ変わっていないような気がする。

最高の1食を食べる:△

1日1食しかマトモな食事が取れないので、どんな食事であっても全力で味わうようになった。

自分で作ったものも店で買ったものも関係なく、全力で咀嚼し、精一杯の感謝の気持ちを持つ。それ自体はとても良い傾向である。

ただ、1日1食という縛りによって栄養バランスの重要度が高まってしまった。

1日に摂取しなければならない栄養は決まっているのに、それを会心の1食でカバーしなければならないのだから当然の摂理である。自炊センスが試される。

胃腸に負担を掛けない:○

当初の目論見通り、朝と昼を水or白湯のみにした影響で腹痛の頻度自体は減った。

また、朝1で水分を補給することによって胃腸がいい具合に刺激されるのか、下痢ではなく健康的な排泄が可能となった。

「健康的な排泄をしていない人の口臭と体臭はヤバイ」って話なので、可能な限り朝からしっかりと健康的に排泄して、マトモな口臭と体臭を維持したいものである。

飲食費を節約する:○

前述の通りこれを主観に置くのは間違ってるが、食事回数が減るので当然節約になる。

しっかりとした統計を出したわけではないが、単純に朝食(ご飯やパンなど)と昼食(弁当やおにぎりなど)の費用分がまるまる浮く。

1日1食生活をするなら補助が必要

結論として、俺に関しては1日1食を継続するメリットは大きいものの、空腹感による生産性ダウンや、栄養バランスの欠落などのデメリットも発生してしまった。

というわけで、補助食としてミックスナッツを常備し、一定の空腹感をキープすべく少しづつ食べるようにしている。

とはいえ、会社にミックスナッツの大袋を持っていくのも間抜けだし持ち運びが不便。なのでカッティングシートを貼り付けたガム容器の中に乾燥剤とミックスナッツを入れている。

▲ロッテのブラックブラックの容器を拝借した。

これだけでは栄養バランスがまだ悪いので、今後はプロテインとマルチビタミン剤を併用したいと考えている。現在は、良いプロテインを検討している段階だ。

個人的には食事の適切な摂取方法に正解はないのではないかと考えているので、試行錯誤しながら、自分にあった食事方法を突き詰めていきたいところである。

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