バイクの免許というのは大別すると4種類あって、~50cc・~125cc・~400cc・全排気量という区分けが成されている。
その中で大型二輪免許(全排気量)と中型二輪免許(~400cc)という明確な壁があって、多くのライダーにとって悩みのタネになっていると思う。
今回は、7年以上のバイク歴を持ちつつもつい3ヶ月前に大型二輪免許を取得した俺の目線で、大型二輪免許を取得すべき3つの理由を書いていく。
なお、この記事は以下の動画を文字起こししたものである。
大型バイクは実用性皆無
開幕から書くことではないけど、正直な話大型バイクは公道で走る上ではデメリットが大きい。
- 公道でパワーが発揮しきれない
- 重くて取り回しが良くない
- 基本的に排気音がうるさい
- 小排気量バイクよりも維持費が高い
…などなど、上げていくとキリがない。
ただ、それでも大型バイクにはそんなデメリットが毛ほども気にならなくなるほどのロマンがあって、それが絶対的な魅力でもある。
少しでも大型バイクに興味があるなら大型二輪免許を取得して後悔するようなことはない。
大型二輪免許を取るべき3つの理由
俺が思う大型二輪免許を取るべき理由・・・言い換えるならメリットは以下の3つである。
- 憧れのバイクに乗れる
- 沢山のバイクに乗れる
- バイクに生涯を捧げた証になる
憧れのバイクに乗れる
ライダーなら1台くらいは憧れのバイクがあるかもしれない。
そのバイクが排気量400cc以上であるなら大型二輪免許の取得というのは夢を叶えるための前提条件だ。必ず通過しなければならない。
ちなみに俺の場合は、スズキの3型カタナが憧れの1台だ。結局3型カタナではなく新型カタナに乗っているわけだが、このあたりは以下の記事に記載したとおりである。
いずれにせよ、今乗っている新型カタナも大型二輪免許の所有が前提となっているから、大型二輪免許は俺にとって絶対に必要なものだった。
沢山のバイクに乗れる
大型二輪免許というのは、多数存在する全てのバイクへの乗車が許される唯一のライセンスである。
たとえ自分が大型バイクを持っていなかったとしても、友人・レンタルバイク・バイクショップでの試乗・・・バイクに乗る方法は多数存在する。
俺も新型カタナ納車前、友人の好意でハーレーダビットソンのソフテイル・ブレイクアウト114を何度か運転させてもらった。
身近に先輩大型ライダーがいるのであれば、大型バイクを買う予定がなくとも免許を取得して損はない。
バイクに生涯を捧げた証になる
前述のとおり、大型バイクは基本的に実用性を度外視したロマンの塊である。
公道を走るのが目的なら400ccで十分で、シチュエーションによっては250ccあるいは125ccあれば困ることはほとんどない。
それでも大型バイクに魅力を感じたのであれば、人生を捧げてもいいのではないかと思う。
大型二輪免許は、バイクの世界に魅入られた証明書となる
大型二輪免許には値段以上の価値がある
憧れの大型バイクがある、大型バイクの購入予定はないけど身近で借りる機会はある・バイク趣味に人生を賭けたい。
1つでも該当したのであれば、その人にとって大型二輪免許は10万円以上の価値があるものとなるだろう。
ただし、大型二輪免許に価値を感じるかは人それぞれ。大型二輪免許を持っていない人をバカにするのはナンセンスである。
また、大排気量バイクは小排気量バイクの上位互換では決してない。カチ回す楽しさは大型バイクでは絶対に味わうことが出来ないし、そもそもの世界観が違う。
勘違い全開の排気量マウントほどダサい事はないから、そんなダサい人間にならないようにしっかり注意したい。
おまけ:格安かつ最短で大型二輪免許を取得する
自動車学校でNC750などの教習車に乗りながら免許取得を目指す・・・というのが本来の大型二輪免許取得のルートである。
そうはいっても、なる早で、そして格安で大型二輪免許を取得したい人もいると思う。俺の友人もそんな1人だった。
俺の友人は、Google Earthの衛星写真で運転免許試験場の空撮映像を確認し、何度か試験場に足を運んで、そして1発試験を受けて大型二輪免許を取得した。
1回で合格しようとするのではなく、何度か繰り返し挑戦すれば1発試験でも運転免許の取得は現実的に可能、ということである。
「手っ取り早く合格するなら2コースあるうちの片方だけを覚えるのが手っ取り早い」とは友人の言である。