先日の記事から数日、実は注文していたGoPro HERO 8 BLACK(以下、GoPro8)が到着していて、既にモトブログテストを実施している。
今回は、実際にGoPro8で撮影した映像などをiPhone11Proの映像と比較しながら、色々と思いを馳せようと思う。
実際に撮影した映像
まず、GoPro8とiPhone11Proの映像を比較してみよう。
どちらも走行したのは秋吉台。天候の違いはあるものの走行ルートは一緒なので段差による画面揺れの影響も出てくるはず。
こちらがiPhone11 Proの映像。
※超広角カメラ/4K/60fpsで撮影。
そしてこちらがGoPro8の映像。
※広角モード/2.7K/60fps/HyperSmooth2.0(高)で撮影。
GoPro8側の映像は天気が悪い影響であまり綺麗には見えないが、晴天だったらかなり綺麗に撮影できたはず。
ちなみにどちらもフルHD(1,920×1,080)でレンダリングしている。4Kや2.7Kの意味はあまりないな・・・。
驚異の手ブレ補正
iPhone11 ProもGoPro8も撮影環境自体は全く一緒で、ネックハウジングマウントを使用している。
同じ条件下でGoPro8の画面揺れが少ないのは、GoPro8に搭載された電子手ブレ補正機能のHyperSmooth2.0の影響による所が大きい。
代償として画角は狭くなるものの、もともと画角の広さをウリにしている製品なので多少狭まったくらいでは何も問題にならない。
しかも更に上位のHyperSmooth2.0(ブースト)という設定があり、そちらを使えば更に強力な手ブレ補正がかかる(画角も犠牲になる)。
ちなみに、GoPro8最大の画角を誇るSuperViewモードではHyperSmooth2.0(高)以上の設定は出来なくなり、オンオフの切り替えのみが可能。
ただ、SuperViewモード+HyperSmooth2.0(オン)だとそこまで画面揺れが軽減されなかったから、俺の環境なら広角モード+HyperSmooth2.0(高)がベストなようだ。
画角が犠牲になっている割にはiPhone11 Pro(超広角カメラ)に勝る画角を維持しているんだから恐ろしい。値段も恐ろしかったが・・・。
素の状態だと少し不便
映像品質的には、GoPro8に何の不満もない。
ただ、取り回しの面では完全体でない今のGoPro8に不満が出るシーンもある。
例えば、GoPro8はUSB-Cケーブルを挿すと給電しながら使用できるのだが、肝心の差込口がバッテリー挿入口と一体化されている。
USB-Cを挿す=バッテリーがむき出し状態になる、ということなので安心感0。少なくともバイク走行中は無理だ。
バッテリー単独だと1時間少し保てば良い方なので、雑にケーブルを挿しておけば良かったiPhoneと違って丁寧なバッテリー管理が必要。
メディアモジュラーを買うか、もしくは社外品のカスタムカバーを導入することによってバッテリーを露呈せずに給電が可能となる。
どのみち素の状態ではマイクを挿すことができないから、GoPro8単体でモトブログをやるならメディアモジュラーの導入はほぼ必須と言える。
手軽さはiPhoneの方が上
以前出した角島走行動画内でも言及しているが、iPhone11 Proは撮影した動画をスマホ内で編集出来るという手軽さがメリットとなる。
マイクを挿す為のアダプターが必要にはなるが、GoPro8に比べたら毛ほどのコストにしかならないのでお試しでモトブログを始めるならスマホから始めるのが早い。
バイクデビューした記念にモトブログを趣味でやります!でも手軽に始めたいです!って場合はiPhone11シリーズでモトブログをやるのはアリだと思う。
楽しくなってきたらGoProシリーズに手を出すとか、そういうので良いんじゃなかろうか。
結論:趣味だから好きにすべき
GoProにはGoProの。iPhoneにはiPhoneのメリットがあるから、各々好きなように選んでいいと思った
バイクという趣味の延長線上にあるのがモトブログだから、予算と相談しながら自分に合う方法を探すのが吉である。
・・・ただ、本格的に動画編集までやるなら普通のパソコンだとパワー不足で時間を要する。Surface Laptop 3のミドルグレードだとしんどい。パソコン新調したいな・・・?