採用面接で失敗しない5つのコツと逆質問への対策

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県を跨いでの外出自粛が緩和されてからはや数日、企業の求人情報が徐々に復活してきている。

俺はフリーランサーなんだけど本来は4月から働く予定で、7社から内定を貰っていた身だ。それがコロナ禍の影響で全取消しを食らって今に至る。パンデミックまじ許さん。

待てど暮らせど俺の内定は復活しそうにないから、これから転職活動を再開していかねばならない。というわけで採用面接に備えてコツなどについて情報を整理する。

幸い俺の面接対策は転職エージェント3社のアドバイザーから太鼓判を押してもらっているから、参考程度に読んでみてほしい。

転職エージェントの話や、俺が内定を取り消された話は以下の記事にまとめている。

採用面接で失敗しない5つのコツ

採用面接で失敗しないコツは以下の5つだと思っている。

  • 面接での互いの立場を考える
  • 企業の特色を事前に調べる
  • 質問への返しを暗記しない
  • 要点をまとめてサクッと回答する
  • 企業にメリットがある事を主張する

面接での互いの立場を考える

採用面接での立場は互いに対等で、企業優位ではない。なので変にへりくだる必要はない。

企業も求職者も、よりよい採用となるように互いの事を知りたいと思っている。そのために採用面接という場が設けられているに過ぎないからである。

求人倍率がとんでもなかった昔なら兎も角、人材不足で売り手市場な現代では『面接=企業が求職者を篩いにかける行為』という認識は捨てたほうが良い

「お互いに知りたいことと話したいことがあるから対話してみよう」くらいの気楽さで臨むほうが緊張しなくて良い。もちろん礼儀は守るべきだけど。

採用面接というのは商品を売りたい店と、商品を買いたいお客さんが本当にこの商品で良いかってのをやりとりするようなものである。

企業の特色を事前に調べる

企業が求める人材や将来像を把握するため、企業の特色を公式HPなどでしっかり調査しておく

転職エージェントを利用しているのであれば、企業レポートに特色や希望する人材像を書いてくれているものもあるのでそれを参考にする手もある。

いずれにせよ、この工程をスキップするとトンチンカンな返しをすることになるので絶対に手抜きしてはいけない。

例えば、新規顧客の開拓を行うベンチャー企業に対して「多くの既存顧客の保守を担当しました。その経験を御社で活かしたいと思います!」という主張をするのはNG。

企業と求職者のニーズが一致しないと内定にたどり着かないのでハズさないようにしておきたい。そもそもニーズが一致しない会社で働く意味があるのかは疑問だけど・・・。

そもそも下調べが出来ないのは社会人として大問題なので、可能な限り情報を調べておくべきである。面接をする以上、事前調査をするのはマナーと言って良い。

会社の理念・会社の性質・会社の主要業務・会社の展望あたりは必ず調べるべき。

質問への返しを暗記しない

質問への返しをまるまる暗記してはいけない。暗記しただけの空虚な言葉は普通にバレてしまうし、長文を暗記した日には「よく練習したね?」って笑われておしまいだ。

なので返しの文章を暗記するのではなく主張したい事だけを事前に決めておく。これらは鉄板の質問だから、これだけ抑えておけば何とかなったりする。

  • 転職を決めた理由
  • 志望動機
  • 自分が考える将来像
  • 自分の強み(エピソード)
  • 自分の弱み(エピソード)

企業が質問をするのはこちらの性格や考えを見極めるためでもあるので、筋の通った主張を決めておかないと回答に矛盾が生じて面倒なことになってしまう。

なお、語る内容が嘘なのはマズイが、過去のエピソードなんかは事細かに覚えているものでもないので多少盛っても問題ない。

要点をまとめてサクッと回答する

要点はさっさと先に言うようにしよう

例えば転職を決めた理由について質問をされたとして、

A「今まで以上のスキルを身に着けたいと思ったからです。なぜなら~」

B「~~~~なので、今まで以上のスキルを身につけたいと思いました

AとBで内容が理解しやすいのはどちらだろうか。大多数の人が結論ありきで話を聞けるAと回答するはずである。

ジャパ○ットたかたも「この商品は本当にすごいんです!なんと○○なんです!!」みたいな構成で、『商品がすごい』という結論が最初に来ている訳である。

それと、面接はプレゼンではないので、後から追加質問されるくらいの短い返しで十分。長すぎると台本を読んでいる感が出てしまう。

どうしても説明が長めになりそうなら、「もうすこし詳細にお話しても良いですか?」と聞くのもアリだ。

企業にメリットがある事を主張する

面接中に必ず主張しておきたいのが、『自分を採用すると企業にどのようなメリットがあるか』ということである。

企業も慈善事業で人を雇っている訳ではない。折角雇うなら役立つ人員の方が嬉しいに決まっているので、しっかりとその旨をアピールしておく訳である。

出来る限り企業の理念や将来像に触れるもののほうが好印象を与えられる。

俺なら「御社が伸ばしたいと考えている教育事業に関わらせていただき、私がゼネラリストとして獲得した多彩な知見を発揮したいと思っています」という感じ。

この例だと、教育事業をやりたい企業のニーズに対して、『多彩な経験をしていて、将来教育に関わりたい私』を商品としてセールスしている訳である。

逆質問への対策

逆質問というのは、「何か質問はありませんか?」という質問。

この質問の意図は、求職者の意欲と対応力を測るとともに企業側の情報を求職者に知ってもらうことにある。

なのでこの質問が来た場合は以下の返答のいずれか、もしくは全ての質問を行って意欲をアピールしている。

  • キャリアアップについて
  • 入社してからの業務の流れ
  • 入社前に準備すべきこと

キャリアアップについて

『長く腰を据えて働きたい』という意思表示をしつつ、『自分が考えている将来のプラン』をアピールする目的の逆質問

例えば、「仮にご縁を頂いて御社で働く事となった場合、将来的にどのようなキャリアアップが可能でしょうか?」と聞いたり、

「私は将来マネジメントを行いたいと思っていますが、御社でその望みを叶える場合どのようなキャリアアップのプランがあるでしょうか?」など。

ただし公式HPでキャリアアップについて明確な記載がある場合はこの逆質問をしないほうが良い。公式HPをきちんと読んでいないとみなされるからである。

入社してからの業務の流れ

『俺はここで働きたいんだ!』という意思表示をする意図の逆質問

「仮に内定を頂いたとして、入社してからどのような業務を担当させていただけるか教えて下さい」とか、

「入社後に研修を受けるとのことですが、研修のボリューム感および研修後に案件を担当するまでの流れを教えて下さい」など。

これも公式HPに記載がある場合はしてはならない。また、必ずしも面接官が知っている内容ではないので関係なさそうな相手だったら聞かなくて良い。

入社前に準備すべきこと

『俺はここで働くんだ!』という意思表示をしつつ、『しっかり準備するタイプ』であるアピールをする逆質問

「御社で戦力として貢献するために、何か入社する前に学んでおくべき知識はありますか?」とか。

ただ、経験上ほとんどの企業は入社してから何らかの形で教育をしてくれるので、形骸化している逆質問な気がしている。

100%の面接対策は無理

元も子もない話をすると100%受かる面接対策というのは難しい。というか無理ゲーである。

面接官も人なのでどうしても個人の気分や相性問題が出てくるし、仮に面接結果が良かったとしても採用枠を誰かと争っていたら落ちる可能性だってある。

なので「絶対に受かるために面接対策するんだ!」と考えるよりも減点されない対策に留めておくのがいいのかなーと個人的には考えている。

とはいえ、対策0でいいはずもないので、こうして記事にまとめた次第である。もし何か学ぶものがあったら幸いである。

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