ミニマリストになって手放したもの12選

身軽に暮らす

俺はマキシマリスト→ミニマリスト→ゆるミニマリストという変化を遂げた人間で、今まで多くのものを手放している。

今回の記事では、元ミニマリスト・現ゆるミニマリストの俺が今まで手放した中で印象深いものを12個厳選して書いていく。モノ6つ+サービス3つ+習慣3つという構成だ。

手放した背景やその後どうなったのかも書いているから、これからミニマリスト思想を取り入れようと思う人は参考にしてほしい。

最後には、俺が考えるミニマリスト思想の在り方についても記載している。

なお、ミニマリストがどういうものかは以下の記事にまとめている。

手放した6つのモノ

まずは、手放したモノを紹介する。

セット品は合わせて1個扱いなので注意してほしい。

大型テレビ&シアタースピーカー

数年前に「ゲームを大迫力でやりたい」という思いで買ったもので、友人たちを何度も家に招いてはこのセットでゲームを楽しんでいた。

ただ、最近は友人を家に呼んでいないし今の部屋は狭すぎる。しかもよく見るドラマ(相棒など)はVOD配信対応…テレビの出番がないのでまとめて知人に売却した。

手放した後はモニター&パソコンでゲームやVOD配信を楽しんでいたが、現在はプロジェクター&Fire TV Stickを使っている物の数的には差し引き0じゃない…?

大量のパソコン&モニター

俺はハードウェア系の仕事経験がある上にガジェットオタクだったから、大量のパソコンやモニターを保有していた。「予備の予備」という理由で持っていたものもある。

また、副業としてイベント映像の作成を請け負っていた事から、自作のハイエンドパソコンをトリプルディスプレイ環境で使用していた。

ただ、基本的にパソコン(主にデスクトップパソコン)は埃の温床になるし、俺はハウスダストが苦手だ。流石にくしゃみが絶えなかったのでどうにかすることにした。

売却可能なものはパソコン工房で買い取ってもらい、売却不可能なものはエディオンに持ち込んでPCリサイクルサービスで処分してもらった。

「”いつか使う”は使わない」という考えは大事だと感じた。

最終的にMicrosoft Surface Laptop 3のみを残し、プロジェクター&Fire TV Stickの構成でワイヤレスでデュアルディスプレイ環境を構築している。モニターも手放した。

現在は動画編集を請け負っていないので、ウェブ閲覧などの一般用途およびプログラミングなどの低負荷な作業でしかパソコンを使用していない。

一般用途ならノートパソコンで十分という話は、以下の記事で説明している。

大量の服&収納ケース

情けない話だが、ファッションに欠片も興味がなかったため母親が買ってくる服をひたすら衣装ケースで管理している身であった。

母親のセンスは大変良いのだが、着る人間のセンスが良くない上に気に入った服しか着ておらず、大量のリソースをまったく活かせていない状態だ。

俺も30歳になろうかというのにこれはまずい、ということでフリマアプリで大量の服を売却し、衣装ケースは母親に譲った。

今はメンズファッションの勉強をしつつ、外さないユニクロの定番品を中心に着こなしている。減点されないファッションを心がけているつもりだ。

『使えるハンガーは15個』『衣装ケースは使用しない』『肌着類は吊るせる収納ポケットに入れる』というルールを守っているから、俺の服は全てハンガーラックに収まっている。

長財布

「ビジネスマンは長財布が当たり前」という昔の常識に従って意味もなく長財布を使用していた。営業マンだったから、人目を気にしてのチョイスでもある。

ただそこそこ経年劣化が進んでいたことや、ミニマリスト思想を知ったことなどもあって手放す事にした。転職していたから人目を気にする必要もなくなっている。

その後は、マネークリップを経て小型財布を持つに至っている

俺が使用していたマネークリップ、および絶賛愛用中の小型財布については以下の記事にまとめている。

ボディタオル

おそらく大半の人が風呂で体を洗う時に使用しているものだが、俺も例に漏れず使用していた。

ただ元々俺は肌が弱い上に神経過敏で、実に20年以上の間「体を洗うのは痛みを伴う」と思い続けながらボディタオルを使用していた。

「普通の人は体を洗って痛くなることはねーよ!」という話を聞いたことで、ボディタオルを廃棄した。

今は泡タイプのボディソープを使い、素手で体を洗っている。すでに4~5ヶ月くらはこのスタイルで過ごしているが現時点では異常なしだ。夏にどうなるかが肝になるか。

自動車

スバルというメーカーにこだわっていて、好んでセダンタイプのインプレッサに乗っていた。流石にWRXは買えなかったが

最近までインプレッサG4に乗っていたが、福岡への移住を予定していたため車は足枷になると判断、ディーラーに買い取ってもらった。

▲インプレッサG4。維持費以外は文句のない愛車だった。

色々あって山口在住のまま今に至るが、バイクを足代わりに使っているので今の所は困っていない。梅雨時期は辛くなりそうだ。

これの1つ前に乗っていたインプレッサは雨の中を運転中、飛出してきた動物を緊急回避した際にスリップ、ガードレールに激突して大破している。

▲これで命を手放さなかったのは奇跡としか言えない…。

ちなみに「田舎は自動車がないと生きていけない」という言葉は真実で、少なくとも俺の生活圏では車は人権に等しい。

手放した3つのサービス

次に、手放したサービスを紹介する。

利用頻度の少ない銀行口座

小学時代の旅費積立、中学時代のホームステイ費用積立、専門学生時代の奨学金受取、1社目の給料受取…様々な理由で銀行口座の通帳とカードを持っていた。

ただ、今後使う用事もなさそうなので使用していない銀行口座を全て解約した。

現在は通常利用・個人事業用・生活防衛資金用で、計3種類の口座を利用している

銀行はほぼマイナス金利状態だし、海外のように維持費が徴収されないとも限らないから、使わない口座は早めに解約したほうが良い。

メイン以外のクレジットカード

用途に応じて複数枚のクレジットカードを使用していた。クレカを華麗に使い分けるのがカッコいいという勘違いも大いにあった。

ただ、用途を分けたからと言って管理が楽になる訳でもなく、むしろ楽天カードに1本化したほうがポイントが集約できると気付いたので解約した。

なので今はプライベートは楽天プレミアムカード、個人事業は楽天ビジネスカードのみを運用している。還元ポイントも楽天ポイントのみだ。

ただし、クレジットカードを短期間で解約すると信用に傷が入る。少なくとも半年以上は維持しておかなければならない。

基本プレイ無料のスマホアプリ

俺はスマホアプリ元廃課金ユーザーだ。

AppleおよびGoogleからの領収をもとに課金額を計算するとFGOに約130万円・グラブルに約160万円をつっこんでいるプリコネRまで合わせると合計300万円だ…
※いずれもスマホアプリの略名。ヤバイですね!

俺の熱しやすく冷めにくい性格と時間を金で買う事を厭わない性格がハマってしまった形だ。熱が冷めるまで時間がかかりすぎてしまった。

ちなみに現在は全て引退しているとはいえスマホアプリ自体に恨みは一切ないし、今でもファンとして各アプリを応援しているつもりだ

手放した3つの習慣

最後に、手放した習慣を紹介する。

役に立たない情報のインプット

俺はニュースを見るのが好きだし、インフルエンサーのYouTube配信を見るのが好きだった。

ただ、よく考えると世の中暗いニュースの方が多いし、そもそもニュースの中で俺が役立てられるようなものはない。

インフルエンサーの配信に関しても、せっかく有益な知識を授かっても、アウトプットして知恵に昇華させない限り役立てようがない。

役立てられない情報ばかり集めてもトリビア程度の価値しかないから、ニュースを受動的に見ることやアウトプットできない情報のインプットはしないようにした

ただ勘違いしてほしくないのが、しっかりアウトプットできるならインフルエンサーの配信は見たほうが良いということだ。

朝食と昼食

俺は『過敏性腸症候群』という体質だ。おまけにカウンセラーいわくHSPらしく、とにかくあらゆる意味で胃腸が弱い。食後もトイレ行きが確定している。
※ハイリー・センシティブ・パーソン。病気ではなく気質。

当然、朝食と昼食も例外ではない。

ところが、朝食を抜いて水(または白湯)を飲む・昼食を抜いて空腹感を覚える都度無塩ミックスナッツを食べるというスタイルで生活すると腹痛に悩まなくなった

半年続けても異常がなかったから今後も継続予定で、今後はこれにプロテインを組み合わせて栄養不足をカバーしようと考えている。

ただし、体質改善の医学的根拠を俺は持ってないし、素人の健康情報はGoogle先生からの評価を下げることになってしまうからアテにしないでほしい

ちなみに俺は、無塩・素焼きのミックスナッツを楽天市場で定期的に購入している。

対戦ゲームへの熱中

俺はゲーマーなので、対戦ゲームも大好きだ。

高校時代は学校帰りにゲームセンターでMBAAをプレイしていたし、専門学校ではノートパソコンとアーケードコントローラーを持ち込んで放課後に対戦していた。
※MELTY BLOOD Actress Againの略。格闘ゲーム。

そして社会人になってからはEXVS-FBをガッツリ遊んだりもした。
※機動戦士ガンダム EXTREME VS. FULL BOOSTの略。2on2の対戦ゲーム。

ただ、俺も今年で30歳…自由な時間がより貴重なものになっていく中で、熱しやすく冷めにくい上に負けず嫌いな俺が対戦ゲームをプレイするのはリスキーだと感じている。

だから気になる対戦ゲームがあっても熱中する前に手を引くようにしている。グラブルの格闘ゲームもつい先日売却したばかりだ。

普通のゲームはストーリークリアという終わりがあるから「一時的な娯楽」として遊べるが、エンドレスに遊べるゲームは辞め時が難しいのだ。

ミニマリズムは選択肢の一つ

さて、あまり参考にならなかったかもしれないが、以上が俺が手放してきた中で印象に残っているものだ。

最後に、ここまで読んでくれた人にこの記事の意義がなくなる持論を言うと、俺は「ものを手放す事は重要ではない」と考えている

『無理のないミニマリズム』を謳う俺が言うのも変なんだけど、ミニマリスト的な考え方に固執せずとも生活改善はできる。便利ガジェットの導入だってそうだ。

俺が発信したいのは「ミニマリズムは素晴らしい!幸せになれる!」ということではなく「ミニマリズムは誰にでも取り入れられる」ということである。

ミニマリズムの引き算思考を知っておけば、物を買うといった従来の足し算思考と使い分けながら最善の方法で生活改善できるのではないだろうか?

ものを手放す事に固執せず、ケースバイケースでより良い選択肢を選ぶのが大事だと、俺は思う

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