ミニマリストが敷物(マット・ラグ・絨毯)を持たない理由

身軽に暮らす

ミニマリストが手放すモノにはいくつか定番が存在するんだけど、マット・ラグ・絨毯などの敷物もそのうちの1つ。

今回は、敷物のメリットを再確認しながら、多くのミニマリストが敷物を手放す理由について考えていく。

また、生活を豊かにするためにあえて導入したほうが良い2つの敷物も提示するから、生活改善における『引き算の考え』と『足し算の考え』の参考にしてほしい。

なお、ミニマリストについては以下の記事で解説している。

敷物を手放す理由

多くのミニマリストが敷物を手放すのは、主に以下の3つのメリットが得られるからである。

  • 埃やダニのたまり場が減る
  • 敷物を定期的に手入れする必要がなくなる
  • 部屋の掃除が簡略化できる

埃やダニのたまり場が減る

敷物は埃や汗などを吸っていく。また、髪の毛や食べかすが落ちるのでダニの温床になる上、臭いの原因にもなりやすい。

これを撤去するのは健康面でも精神衛生面でもプラスになる、という事である。

敷物を定期的に手入れする必要がなくなる

前述の通り、敷物は様々なものが蓄積されていくので定期的に手入れする必要がある。具体的には掃除機を使う・外に干す・消臭スプレーを使う、などである。

敷物を手放すことで定期的な手入れから解放されるため、結果的に時間と体力に余白ができる。

部屋の掃除が簡略化できる

床の素材や家具の配置などにも左右されるが、敷物を手放すと掃除が格段に楽になるケースが多い。

敷物がなくなることでフローリングモップ1本で床掃除が完結するようになる上に、ルンバなどのお掃除ロボットが使えるようになるからである。

敷物のメリットと、手放す場合の代替案

ここからは敷物のメリットを再確認しつつ、手放す場合の代替案も記載する。

敷物のメリットは以下の4点である。
※「おしゃれ」というのは機能に直結しないので割愛している。

  • 床の傷や汚れを防止する
  • 騒音を防止する
  • 寒さや痛みを軽減する
  • 足裏の水気を飛ばす(バスマット)

床の傷や汚れを防止する

敷物はテーブルや椅子が擦れて床に傷が入るのを防いだり、調理中に油が飛散して床に付着するのを防止してくれる。

手放す場合の代替案

傷についてはテーブルや椅子の底面にクッションシートを貼り付けるなどすればよいが、そもそも常識の範囲内の傷であればそこまで修繕費はかからない場合が多い。

調理油などの汚れについては、水拭きすればなんとかなる場合がほとんどである。

騒音を防止する

マンションやアパートでは階下の住民に配慮する必要がある。敷物は騒音防止に貢献してくれるので、クレーム防止に繋がる。

手放す場合の代替案

これも前述の内容と重複するが、テーブルや椅子の場合はクッションシートである程度防止が可能である。

…そもそも生活音が響く環境で豊かな生活を送るのは難しいので、生活の質を尊ぶミニマリストなら物件を変える事を検討する場合が多い

寒さや痛みを軽減する

冬場のフローリングは冷えの原因になるし、そもそも直接フロアに座るのは痛い。敷物があれば寒さや痛さが軽減される。

手放す場合の代替案

足の冷えを防止するならスリッパで良く、座った時に体が痛いのであれば手入れが楽なクッションや座布団を使う手がある。

足裏の水気を飛ばす(バスマット)

バスマットに限るが、風呂上がりに足裏に付着した水分をマットが吸ってくれるので、足裏をタオルで拭き取る必要がなくなる。

手放す場合の代替案

体を拭くタオルで足裏も拭き取ってから浴室を出れば問題ない。

敷物は意外と必要ない

以上から、多くのミニマリストは敷物を手放すに至っているのである。

より機能性の高い電気カーペットなどを使用している場合は撤去に戸惑うと思うが、大抵の場合、暖房は一本化した方が効率が良かったりする。

かくいう俺も自分の生活圏の敷物をほとんど撤去したが、これといって不都合もない上に掃除がフロアモップに一本化できて楽になった

ただし、ペットを飼っている場合は足腰を傷めさせないために残しておいた方が良いと考えている。俺も愛犬の行動圏にある絨毯だけは撤去していない。

▲我が家のチワワ。おばあちゃんなので足腰が良くない。

生活の質を高める2つの敷物

敷物は意外と必要ないという話をしたが、例外的にヨガマットと珪藻土バスマットは生活の質を高めるために持っておくべきである。

ヨガマットは室内で筋トレやストレッチをする時に使用でき、健康を保つのに貢献してくれるからである。筋トレは人類の義務と言っていい…。

また、折りたたんだり丸めたりできるものがほとんどなので掃除の邪魔にならないし、床に座っても痛みを感じない程度のクッション性もあるので便利である。

珪藻土バスマットは通常のバスマットの上位互換で、高い吸水性と速乾力を持つ上に調湿・防臭作用がある俺は快活クラブで使用した時に感動して即買いした。

さらに普段の手入れはほぼ不要で、長く使用して性能が劣化しても、紙やすりで磨けば長くしぶとく使えるので隙がない。

どちらも所有する上でのデメリットは少ないのに、様々なメリットを享受できるので導入した方が色々と捗る。俺はどちらも持っている。

物の数をより少なく!というのも悪くないが、このように生活の質を高めるモノは積極的に導入した方が良い、というのが俺の持論である。

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