無印良品の月額レンタルサービスの疑問点と回答内容

身軽に暮らす

ついに、無印良品とIDÉEで家具・インテリアの月額レンタルサービスがスタートした。

無印良品とIDÉEはどちらもシンプルデザインとオーガニックさを強みとしていて、特に無印良品は多くのミニマリストから支持されているブランドでもある。

俺も例に漏れず無印良品大好きマンだから今回のサービスは興味津々。というわけで、疑問点を担当の方に質問したから、回答内容をまとめる。

なお、本記事では以下の公式サイトから情報を参照している。

【参考サイト】無印良品 IDÉE 月額定額サービス

無印良品の月額定額サービスの概要

今回のサービスは、無印良品(およびIDÉE)が提供する家具・インテリアのセット品を月額支払により一定期間レンタルできるサブスクである。

レンタル期間は、記事執筆時点では1~4年の範囲の中から選択可能。レンタル期間満了後に商品を買い取ることもできる。

レンタルの対象商品

記事執筆時点では、以下の4セットが対象商品としてラインナップされている。

セット品月額(1年)月額(2年)月額(3年)月額(4年)
学ぶ/働くセット①3,400円1,750円1,180円900円
学ぶ/働くセット②3,000円1,550円1,050円800円
寝るセット①4,400円2,250円1,500円1,200円
寝るセット②7,200円3,700円2,500円1,900円

学ぶ/働くセットはデスク周りのセットで、寝るセットはベッド周りのセット品。

※リビング周りのセットも掲載されているが、そちらは姉妹ブランドであるIDÉEの商品なので今回の記事には記載していない。

サービスの利用条件

レンタルするための条件は以下の通り。

  • レンタル対応店舗が近くにある
  • MUJI passportに登録している
  • クレジットカードを所有している

レンタル対応店舗が近くにある

県外在住者でもサービス利用は可能だが、契約時と契約満了時に店頭窓口まで行く必要がある上に配送料も高くなるので、対応店舗が近くにない場合は利用が面倒。

俺が頑張ってMUJI キャナルシティ博多まで行けば、山口県内にある俺の実家用の家具をレンタルする事も一応は可能。

MUJI passportに登録している

MUJI passportに登録している必要がある。未登録の場合は店頭での契約時にスマホアプリをインストールする必要あり。

ちなみにMUJI passportでは各店舗で購入したアイテムの履歴が参照できるので、普段から無印良品を使うのであれば登録しておいて損はない。もちろん無料である。

▲MUJI passportの購入履歴画面。

クレジットカードを所有している

サブスクの月額費用はクレジットカードで支払うことになるから、クレカ必須。

無印良品の提携クレカである必要はないし、普段から無印良品で使っているクレカである必要もない。

レンタルまでの流れ

レンタルまでの流れは以下の通り。

  1. 事前に来店予定日を連絡する
  2. 対応店舗の店頭でレンタル契約
  3. 初期費用を現金やカードで決済する
  4. セット品が家に届くのを待つ
  5. 月額支払が開始する

来店予定日の連絡について

各店舗ごとにサービス担当者が存在するので、来店前に担当者とスケジュール調整をしておいたほうが良いとのこと。

アポなしで店頭窓口まで行ったが担当者不在で1時間待ち・・・なんてことになったら目も当てられない。

レンタル契約時に必要なもの

レンタル契約時に持参するものは以下の通り。

  • 身分証(運転免許証など)
  • クレジットカード
  • スマホ(MUJI passport)

初期費用について

初期費用は商品一式の配送料+αとなり、クレジットカードまたは現金などで決済することができる。

配送料は、セット品や配送先によって変動(上限金額は1万円とのこと)。

それ以外で発生するもの(+α)は、組立手数料と家具引取手数料。

組立手数料は、配送される家具・インテリアを店舗スタッフに組立依頼する場合に発生する。

家具引取手数料は、レンタル前に持っていた家具を回収してもらう場合に発生する。

無印良品で家具を購入する時のオプションで、ソファ・ダイニングテーブル・ベッドのうち、契約したセット品と同種のものを1台まで格安で引き取ってくれる。

月額支払いについて

前述のとおり、クレジットカードのみ支払いが可能。

契約締結後にスマホ宛に送信されたSMSの専用URLからクレジットカードを登録する

セット品が配送された翌月から請求が開始される(クレジットカードの締日によっては、翌々月から請求開始となる)。

例えば、8月2日にセット品が配送された場合は9月に1回目の請求が開始される。これを末締め翌月払いのクレジットカードで決済する場合、10月に支払うことになる。

なお、配送までは契約締結から約10日程度必要とのこと。

無印良品の月額定額サービスの疑問点と回答内容

気になっている点を店舗の窓口に確認してみたので回答内容を記載する。質問した内容は以下の通り。

  • レンタル後の買取価格
  • 再レンタルの費用
  • 期間満了前の解約手数料
  • 解約した商品の返却手段
  • 引越しする場合の手続き
  • レンタル中に破損した場合

ただし、サービス開始したばかりなので回答が定まっていなかったり後から変更が入るものもある。新規サービスとは大抵そういうものである。

レンタル後の買取価格

仮にレンタルしていた商品に愛着が湧いて、そのまま購入したくなった場合はいくら支払えば商品を買取できるのか。

回答内容

月額費用の50%を支払うことで買取が可能

例えば、学ぶ/働くセット①を月額900円*4年の契約をしていたとすると、4年経過後に450円を支払えばそのまま自分の物にできる。

なお、レンタル期間中に買取することは出来ない。

回答補足

各セットの契約年数ごとの買取総額(レンタル料+買取手数料)は下表の通り。寝るセット①の4年契約以外は買取総額が定価より安くなる(送料除く)。

セット品定価(税込)総額(1年)総額(2年)総額(3年)総額(4年)
学ぶ/働くセット①44,800円42,500円42,875円43,070円43,650円
学ぶ/働くセット②39,800円37,500円37,975円38,325円38,800円
寝るセット①57,870円55,000円55,125円54,750円58,200円
寝るセット②94,770円90,000円90,650円91,250円92,150円

再レンタルの費用

レンタル期間満了後にレンタル期間を延長したくなった場合、どういった金額設定になるのか。

回答内容

延長期間に応じた月額レンタル費用を支払うことになる。

なお、延長可能な合計レンタル期間は5年まで。既に4年レンタルしていたら再レンタル可能なのは1年までで、3年レンタル済なら再レンタル可能なのは2年まで。

この場合、月額は通常の設定価格と同じものとなる。

期間満了前の解約手数料

レンタル期間満了前に手放したくなった場合、違約金としていくら支払えばよいのか。

回答内容

違約金として、回収費(3,000円)+αが請求される

最低利用期間(契約期間の半分)より前に解約すると、+αとして15,000円の追加手数料が発生する。

回答補足

違約金の価格設定は良心的。例えば、寝るセット①を1年利用した想定だと…。

  • 素直に1年契約:月額4,400円*12回=計52,800円
  • 4年契約を1年で解約:月額1,200円*12回+18,000円=計32,400円

…という結果になる。途中解約する事になっても大損するということはない(むしろ何故か得するケースが存在している)。

解約した商品の返却手段

解約時にどういった流れで商品を返却することになるのか。

回答内容

店頭窓口で受付して集荷を依頼する。違約金が発生しない場合は手数料0円。

なお、契約満了の1ヶ月前にメール連絡が入るとのこと。

引越しする場合の手続き

レンタル中に引っ越しが発生した場合どうすれば良いか。

回答内容

引越しが発生する場合は店頭窓口で住所変更手続きが必要

ただし、実際にどのような手続きを取るのか、手数料が発生するのかは未確定とのこと

レンタル中に破損した場合

レンタルしていた商品が劣化・破損してしまった場合どうなるか。

回答内容

経年劣化か、故意での破損かで対応が変わる

経年劣化のうち、機能性を著しく損なうもの(ベッドの足の破損など)なら無償交換で、変色やキズなどは継続して利用することになる。

故意での破損や劣化(耐荷重を超える物を置いて足が折れたなど)の場合は、レンタル総額の10%で交換が可能

回答補足

故意の破損はレンタル総額の10%を支払って商品交換が可能だが、例えば寝るセット①のまくらだけが破損した場合にいくらで交換してもらえるかは未定とのこと。

※まくらだけ破損して約5,000円の交換費用というのはさすがに高いと思うし、商品別だとは思うが・・・。

無印良品の月額レンタルはアツい

そもそも家具をレンタルするのはどうなの?って話ではあるんだけど、アリだと思っている。

理由は大きく分けて3つ。

  • 家具を手放す手間がない
  • 選択肢が少ないので迷いが生じない
  • 家具を試用する事ができる

まず1点目、身軽な生活を送る時には『出口戦略』が重要で、物を所有する時点で「どうやって手放すのか」を考えておく必要がある。

レンタルサービスならば不要になったら解約して集荷に来てもらうだけで良く、手放す手間が発生しない

次に2点目、レンタルサービスで選べる家具やインテリアは選択肢が少なく、結果的に迷いが生じにくい。

沢山の選択肢の中から購入対象を選ぶ場合、本人のセンス次第で碌でも無い部屋が出来上がることがあるが、レンタルは無難な選択肢が多いので雑に選んでも外しにくい

今回は特に、シンプルかつオーガニックな作りの家具やインテリアを得意とする無印良品の提供するサービスだから、尚の事ハズレがない。

そして最後に3点目、今回のサブスクは購入前提の試用サービスと考えることも出来る。

前述の通り、レンタル満了後に買取したとしても費用的に損をすることがないので、「買おうかどうか悩んでる」という商品をお試しで借りる事もできる。

また、月額レンタル→買取という流れを踏むことで擬似的に分割支払購入のような形にすることができるのも大きい。

俺に関しては、8月以降に福岡市への引越し予定があるので、ぜひとも利用したいサービスだと思っている。

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