お得に生活するなら店のポイントカードやポイントアプリの利用は必要不可欠。そう思っている人はかなり多いと思う。
このブログでは『お得に生活する』的な情報もたま~に発信していて、そういう観点からもポイントカード&アプリの活用は必須だと考えている。
でも今回は、”ほとんどの”ポイントカード&アプリは必要ないのではないかという話をしていく。身軽に生活したい人の参考になると嬉しい。
ポイントカード&アプリは煩わしい
ポイントカードやポイントアプリにちょっとした煩わしさを感じたことはないだろうか。
カードの山の中から使うものを探すのが面倒だとか、会計の時にポイントアプリを開くのが面倒だとか、そんな些細な不満がストレスになる場合がある。
このストレスは、大きく分けて2つの要因によるものだと思う。
管理するのが面倒
ポイントカードは数が増えてくると財布に収まらなくなる。かといってカードファイルに収納して必要な時だけ財布につっこむ…というのはスマートではない。
ならスマホにポイントアプリを入れよう!ってなるんだけど、それはそれで『あまり使わないアプリ』がスマホの中に常駐することになる。
スマホの中身がごちゃついてるのはストレスの元だし、機種変更の度に全部のポイントアプリをデータ移行するのは面倒だ。
使用するのが面倒
使用するポイントカードを財布の中から探し出す、あるいはスマホの中から探して実行したりと、使用するにも何かと面倒が付きものである。
最近はPayPayなどのQRコード決済が普及していることもあり、スマホでポイントアプリを開く→QRコード決済アプリを開く…というアクションを取るシーンも多い。
レジでもたもたして後列の人を待たせるのは嫌だし、可能ならスマートにさくさく会計を済ませたいものである。
余談だけども、俺は面倒が嫌いなのでスマホをかざすだけのQUICPayで決済するのが好きである。QRコード決済も今は特段お得ってわけじゃないし。
ポイントカード&アプリは本当に得なのか
ちょっと面倒な点こそあるけど、それでも多くの人がポイントカード&アプリを使っているのはお得だからである。
・・・でも本当にお得なんだろうか?
というわけで、テキトーに試算しながらお得度を考えてみた。
ケース1:コンビニ飯
まず、IT社畜であるNさんのコンビニ飯生活を例に考えてみる。
前提条件
馬車馬の如く働いているNさんは、残業だらけの日々を送っているので晩御飯はいつもコンビニで購入している。スーパーはいつだって閉まった後だ。
時間が足りないNさんは素焼きナッツとプロテインを昼食代わりにしているから晩飯はガッツリ食べたいと思い、平日の夜はいつも800円分の買い物をしている。
Nさんは1ヶ月で20日ほど出勤し、毎回仕事終わりにコンビニで買い物して、その度に還元率1%のポイントカードを使用し続けた。
試算結果
- 消費金額:800円×20日=16,000円
- 得した額:(800円×0.01)×20日=160円
上記の通り、20回の買い物でポイントカードを使用し続けると160円ほど得する結果になった。1回につき8円の得をしていることになる。
なお、還元ポイントはコンビニなどで使えるポイントカードを参考に設定している。還元率0.5%のカードもあるから、ここまでお得ではない可能性もある。
ひとこと
20回もポイントカードを提示した上に16,000円も買い物をしてようやく160円というのは割に合ってないのでは・・・?
と思ってしまうのは俺だけだろうか。ポイントカードなら常に財布に仕込んでおく必要があるし、ポイントアプリなら都度スマホアプリを起動しなければいけない。
一手間掛けてまで1%の還元を受けたいかというと、俺はNOである。
ケース2:画面保護ガラス
次は、スマホ大好きなT君の買い物を例にしてみる。
前提条件
T君はスマホが大好き過ぎるあまりスマホに頬ずりする癖があり、そのせいで一週間に一度はスマホを落として画面保護ガラスを割っている。
3,000円もする強力な画面保護ガラスを使っているから本体に傷が入ったことはなく、割れたその日に家電量販店で同じものを補充するように徹底している。
先月は既に5回も画面保護ガラスを買い替えていて、その度に還元率10%のポイントアプリを提示し続けた。
試算結果
- 消費金額:3,000円×5回=15,000円
- 得した額:(3,000円×0.1)×5回=1,500円
上記の通り、5回の買い替えによって1,500円得することになった。1回あたり300円得している計算になる
この還元ポイントも実在する家電量販店のポイント還元率を参考にしているのが、必ずしも全ての家電量販店がこの結果になるわけではない。
ひとこと
有効的にポイントを活用していると感じた。
1回の消費金額の高さと還元率のバランスが良いから、5回の面倒を踏んで1,500円と考えるとかなりお得であると言える。
ただしこれは変態的な性癖を持つT君だからこその芸当であり、普通の人は週一で家電量販店のお世話になったりはしない。
実際は頻度が多くても月一がいいところだと思う。それに、同じ店舗で通い続けていなければ獲得ポイントは減っていた可能性が高い。
結局お得なのか?
2つのテストケースからわかるのは以下の2点である。
- 利用頻度が高いからといってお得とは言えない
- 店を絞って特化運用した方がポイントが貯まる
結論:少数精鋭にすべき
ポイントカード&アプリの中には高還元でお得なものがあるのは事実。だからといって無尽蔵に作りまくっていては管理が面倒になる。
なので『この店を使う』という店舗を決めて、そこのポイントカード&アプリのみを継続的に使う少数精鋭戦略がベストだと考える。
一見選択肢が狭まる行為だが、むしろ「どの店が安いんだろう」と考える時間がカットでき、ポイント分散もしないので効率的にポイントが貯まる。
実際に俺はこの戦略を取っていて、そのおかげで煩わしさも感じないしポイントアプリも最小限なのでスマホのデータ移行も楽。
ポイントカード&アプリを最小限にするのもまた身軽さに直結する生活改善だと思うので、一考の余地があるのではないかと思う。
ちなみに今回の話はクレジットカードにも同じ事が言える。店によってお得なクレカは変動するが、結局は1枚のクレカにまとめた方が面倒がない。
実際に俺はクレカを1本化しているんだけど、その件については以下の記事で触れてるので興味があればそちらも読んでみてほしい。