マイナポイント事業の一環として、7月1日からマイナポイントとキャッシュレス決済の連携受付が開始された。
連携先は1つで後から変更することができないから様子見するべきだけど、楽天経済圏で生活している俺に関しては、選べる連携先の決済が少ない。
ということで、楽天ユーザーにとって”現時点で”ベストなマイナポイント連携先を考えていく。参考にしてみてほしい。
なお、マイナポイント事業については以下の記事で解説済である。
マイナポイントと連携できる楽天系決済
現時点でマイナポイントと連携可能な楽天系のキャッシュレス決済サービスは以下の3種類である。
- 楽天カード:クレジットカード
- 楽天Edy:電子マネー
- 楽天ペイ:QRコード
各サービスの簡単な説明をしながら、連携するとどうなるかを記載していく。
楽天カード:クレジットカード
年間無料のノーマル、年間約2,000円でコスパが良いゴールド、年間約10,000円で手厚い保障のあるプレミアム、選民のみが使えるブラックの4種類から成るクレカ。
基本的なポイント還元率は1%だが、楽天市場内での買い物では還元率が一気に上昇するという特徴がある。
還元された楽天ポイントをクレカからの請求と相殺出来るのがメリットの1つ。
※例えば、月末に楽天カードから10,000円の請求が発生する時に1,000ポイント分の楽天ポイントを支払いに充てると、9,000円の請求にできる。
マイナポイントと連携すると…
2020年9月~3月末の間で楽天カードの請求が累計20,000円を超えた月の翌々月末に、5,000ポイント分の楽天ポイントが付与される。
例えば、9月に10,000円分の買い物をして10月にも10,000円分の買い物をした場合、翌々月の12月末頃に5,000ポイントの楽天ポイントが追加還元されるということ。
ただし、後述の楽天Edyや楽天ペイで楽天カードを使っても楽天カードからの請求扱いにはならない。いつも通りにクレカを使おう。
楽天Edy:電子マネー
Edy対応の楽天カードやスマホアプリで利用することができるチャージ式の電子マネー。Edyなので利用できる店舗が多い。
現金やクレカ、楽天ポイントなどを利用してのチャージが可能で、店頭で利用した際に200円につき1ポイントの楽天ポイントが還元される(ポイント還元率0.5%)。
楽天カードからチャージすると、200円チャージにつき1ポイントの楽天ポイントが追加還元されるので、双方を合わせると実質的なポイント還元率は1%になる仕組。
マイナポイントと連携すると…
2020年9月~3月末の間で楽天Edyにチャージすると、その翌月の10日にチャージした金額の25%分がEdy残高に還元される。
9月にEdyチャージ(20,000円分)→10月10日にマイナポイント付与(Edy残高が+5,000円)…という流れになるということである。
ただし自動還元されるわけではなく、Edyギフトサービスで受け取る処理を行わなければならない。これはキャッシュレス消費者還元事業の時と同じ仕様らしい。
還元額が累計5,000円になると、還元終了ということになると思われる。
楽天ペイ:QRコード
コンビニなどを中心に普及しているQRコード決済のうちの1つ。統一規格のJPQRに加盟しているので、対応店舗は今後も増えていく見込み。
期間限定含む楽天ポイントを使用して支払うことが出来るのが特徴。他には、楽天カードなどで支払うこともでき、楽天ポイントの基本還元率は1%。
マイナポイント事業に合わせて仕様変更され、仮にポイント支払いしたとしても購入金額の1%のポイント還元を受けることができるようになった。
加えて、楽天キャッシュという電子マネーサービスを経由すると還元率が1%から1.5%に増加するようになった。+0.5%の為に一手間踏むのが面倒だから俺はやらないけど。
マイナポイントと連携すると…
2020年9月~3月末の間で楽天ペイを利用すると、その翌々月末に利用額の25%分の楽天ポイントが還元される。
還元額の累計が5,000円分に達すると、それ以降の還元はなしになる。
なお、支払い方法については明記されていないので、恐らく楽天ポイントで20,000円分の支払いをしたとしても5,000ポイント分の還元を受けることができる。
なお、楽天ペイ自体の決済上限額は50万円(うち30,000までポイント利用が可能)だが、コンビニでの決済上限額は1日4,000円までである。
楽天ユーザーが選ぶべきマイナポイントの連携先
どこと連携したとしても期間内にもらえるマイナポイントの上限は5,000円分。しかも”現時点では”どの楽天系決済もマイナポイント連携特典がない。
さあ、どうする・・・?
おトク度を優先するなら…
現時点でおトク度を追求するなら、ポイント還元が最大1.5%になる上に期間限定含めた楽天ポイントを利用できる楽天ペイが候補になる。
期間限定の楽天ポイントを使いつつ、最大5,000円+1.5%の還元を受けられるのは普通に考えてアツい。
ただし、前述の通り俺は楽天キャッシュを経由するのが面倒なので1.5%還元になっていない・・・。
利用頻度を優先するなら…
利用頻度を考えるなら、ネット通販などで広く使うことが可能な楽天カードが無難な選択肢になる。
一気に5,000ポイントが還元されることになるので、貰い忘れが発生しない。
※ちなみに、万が一2020年9月~3月末の間で累計20,000円以上使用できなかった場合、期間内に使用した累計金額の25%分の楽天ポイントが還元される。
楽天ユーザーの俺が選んだマイナポイント連携先
俺は楽天カードと連携することにした。
支払いを楽天プレミアムカードにほぼ1本化しているから2020年9月中に20,000円以上を確実に利用する、というのが大きな理由。
なので俺の場合は、11月末にマイナポイントとして5,000円分の楽天ポイントを受け取れる見込みである。
受け取ることができる楽天ポイントは通常ポイントなので、そのまま楽天カードの請求と相殺してしまおうと思っている。
総括
探していけば、楽天系決済以外でおトクな連携先はいくつもある。
例えば、QRコード決済の中でトップクラスのシェアを誇るPayPayは、マイナポイントと連携すると総額1億円相当のボーナス抽選に参加できる。
PayPay以外の決済サービスも、これはチャンス!とばかりに独自の連携特典を追加して集客を行っている。
ただ、目先のおトク情報に釣られて普段の決済スタイルを崩すのはスマートとは言えないし、メリットを享受するために一手間踏むのは好きではない。
マイナポイント連携で5,000円分の還元が得られるという事実は変わらないから、普段から自分がメイン利用している決済と連携するのが本当の意味で賢いと、俺は思う。