「5000兆円欲しい!」と思ったことはないだろうか。5000兆円は無理でも、少しでも収入を増やしたいと思うのが人間の性(サガ)だ。
今の日本では既に副業が解禁されていて、徐々にではあるが副業OKを謳う会社も増えている。
今回は情報整理も兼ねて、俺がやっていた副業について書いていくことにする。これから副業を始めようと思っている人の参考になると嬉しい。
また、副業禁止の会社でも気にせず挑戦すべき理由についても説明する。念の為に言っておくと、基本的に副業はこっそりやるものである。
副業禁止でも挑戦すべき3つの理由
そもそも「うちの会社、副業禁止じゃねーか!」という人も多いハズ。俺の最初の勤め先もそのパターンだ。安月給でブラックで副業禁止だともう最悪だ…。
その場合でも気にせず副業に挑戦すべき。理由は以下の3つ。
- 副業バレのリスクは軽減できる
- 副業バレするほど稼ぐまでに時間がかかる
- 副業バレでクビになる可能性は低い
副業バレのリスクは軽減できる
そもそもなぜ副業はバレるのか。その理由は大きく分けると2種類しかない。
1つは、会社で副業を公言してしまったり副業している姿を目撃されるなどで、副業をしている事実を確認されてしまうパターン。
これに関してはリスク管理がずさんすぎるので、副業はこっそりやるものだということを強く認識しよう。あと、会社のパソコンから副業をすると絶対にバレる。
もう1つは、住民税の金額が増えている事を確認されてしまうパターンだ。基本的にはこれでバレることになる。
副業であっても収益を得る以上は所得税に関する申告が必要なので、ここで住民税を分けるなどの対策をやっておけば80%くらいはリスクが軽減できる。
とはいえどれだけ頑張ってもバレる時はあっさりバレる。
ハンドルネームかつ顔出しなしでYouTuberをやってても声と話し方でバレる事はあるし、分けたはずの住民税が一緒に会社に届いてしまう事だってある。
絶対にバレないということは、絶対にない。でも鼻くそほどのリスクを気にして行動しない事もリスクだと、俺は思う。
副業バレするほど稼ぐまでに時間がかかる
元も子もない話をすると副業で稼ぐのは難しい。このブログだって、副業として見るなら年単位で続けていってはじめて採算が取れるくらいの予定だ。
なので、実は最初から「バレたらどうしよう!?」「バレないためにはどうすればいいんだ!?」という悩みを持つのは奢りだったりする。
プロテインを買う時に「ガチムチになってプロビルダーに勧誘されたらどうしよう!?」と考えるのと同じくらい無駄な行為である。
そうなった時に考えれば良いだけだから、面倒なことを考えるのは後回しにしてさっさと挑戦に時間を割いたほうが良い。
悩んで、それで挑戦しなかったら、悩んだ時間は全て無駄になってしまう。
副業バレでクビになる可能性は低い
万が一副業が会社にバレたとしても、即刻クビになる可能性は少ない。会社に貢献してくれる貴重な戦力を切ることは、大きな損失になるからだ。
そもそも副業できるかどうかは会社の社則(社員が守るべきルール)で決められているんだけど、罰則内容までしっかり決めている会社は稀だ。
仮に発覚した場合は副業の理由について説明を求められた上で、副業を辞めるように言われることになると思う。少なくとも俺はそうだった。
ただ、あなたの会社が「逆らう者は全員○す」という絶対王政を敷いていたり、あなたが会社から疎まれている立場の場合はこの限りではない。
それから、副業に精を出すあまり本業を疎かにしていると印象は最悪なので、くれぐれも本業のパフォーマンスを落とさないようにしたい。
ちなみに、社則どうこう以前に副業で稼いだ分の税金を支払ってなかったり反社会的な副業をしている場合は法に罰せられる。クビよりもこちらを心配すべきだろう。
やっていた副業7つ
副業禁止なんて気にすんなって話をしたところで、俺が経験した副業の話に移る。俺が今までやってきた副業は以下の7つだ。
- クラウドソーシング
- イベント用動画編集
- ブログ運営
- 携帯電話乞食
- ポイントせどり
- 飲食店スタッフ
- セルフバックアフィリエイト
各副業の感想と、どの程度稼いだかも併せて記載する。
クラウドソーシング
サイト上で様々な案件を受注できるサービス。今からサクッと始めるならこれが無難な気がしている。
手を出しやすいのはアンケート回答・データ収集・ライティング(記事執筆)などで、スキマ時間に小遣い稼ぎができる。
この中ではライティングが文章スキル向上にも繋がるのでオススメ(俺は苦手だ)。報酬は1文字1円くらいが相場。
その他には、プログラミング・Webデザイン・イラスト作成・動画編集・ヘルプデスク代行などなど、選べる仕事の幅が広い。
副業ではなくこれを本業にしている人もいるようだ。というか今の俺がそうで、俺はこのサービスのお陰でギリギリ生活できている。
これから始める場合は、クラウドソーシングの最大手であるクラウドワークスとランサーズに登録しておけば間違いない。
イベント用動画編集
結婚披露宴などのイベントで使用する動画を編集・作成するもの。俺の場合は個人依頼のみで、年に3~4件ほど受注していた。
1案件につき20,000~30,000円だが、動画についてのすり合わせが多く、時給換算していくとそこまで割の良い仕事ではなかった気がする。
※この単価は俺が知人と相談してテキトーに決めたものなので、くそほども参考にしてはいけない。
この手の動画編集の仕事は前述のクラウドソーシングでも受注可能なので、動画編集が得意な人や好きな人はそちらで案件を探すのが良いかもしれない。
これに限らず、スキルが磨ける副業は金銭以上の価値がある。
ブログ運営
今みんなが読んでくれているこのブログ。…ではなく、1つ前に運営していたブログのこと。パソコンとスマホの技術的な話題に絞った特化ブログだった。
家にいる時に会社の業務知識を整理するために運営していたブログなので、副業というよりはもはや時間外労働である。
月数百円くらいの収入だったが、既に閉鎖済。大事に育てていれば今頃はもっと稼げていたかもしれないが、バレてしまったものは仕方ない…。
なお、このブログの収益は執筆時点で約1,000円。パソコン選びのコツと、実際に選んだ機種の記事からパソコンを購入してくださった方がいたようだ。
上記は完全にラッキーパンチだが、誰かの役に立てた事実は変わらない。ブログには稼ぐ以上の価値があると感じる。ブログのメリットは以下の記事にまとめている。
携帯電話乞食
実質無料で手に入れたスマホを売却して儲けるというロクでもない手法のこと。遠い昔に政府によって完全消滅させられた。
俺は3回線しか転がしていないので真の乞食には遠く及ばないが、それでも携帯ショップの店員から「あっ・・・(察し)」という反応をもらっていた。
端末がそのままお金になるというとんでもない副業だったが、「グレーな儲け話はすぐに封殺される」という学びを得た副業でもあった。
ちなみに、携帯電話乞食とその原因であるキャッシュバックキャンペーンを規制してきた結果が今の携帯電話業界なので、申し訳なさは一応感じてる。
ポイントせどり
せどりというのは、転売で稼ぐ行為のこと。
ポイントせどりはそれの派生で、ポイント還元率が高いショップで商品を仕入れ、『仕入れ価格ー還元ポイント<売却価格』となるように商品を転売する手法。
例えば、ポイント還元が10%のショップで100,000円のパソコンを買う。これを95,000円で転売すれば、実質5,000円の儲けだ。
※売却価格:95,000円-(仕入れ価格:100,000円-還元ポイント:10,000pt)=5,000円
俺が愛用しているネット通販はポイント還元10%を超える事が多く、月30,000~40,000円くらいならば普通に稼げる。多分誰でも同じことができる。
ただし入手できるのはポイントなので現金化する必要がある。俺の場合はキャッシュレス決済で使うor商品購入時にポイントを充てることで、間接的に現金化している。
飲食店スタッフ
前職で工場の事務員として働いていた頃にやっていた副業。
アルバイトではなく派遣社員として契約していたから、接客・調理・食洗まで全ての作業を担当することになった。
給料は完全時給制で、時給1,200円くらいだった。
週5で工場勤務、週1で飲食店勤務というのは常識的に考えてしんどすぎた。本業と副業がどちらも時間労働なのは絶対におすすめしない。
給料とは別にまかない(昼食)がついてくるが、中華系の店なのに何故かうどんorカレーだったのが今でも忘れられない。
あと、店の商品単価の安さと客層の悪さはある程度比例していると感じた。
セルフバックアフィリエイト
アフィリエイトと言えばこのブログにも貼られているものだが、セルフバックアフィリエイトはそれとは別で、自分専用のアフィリエイト案件を踏む行為を指す。
例えば、A8.net内のJCBカードW(年会費無料のクレジットカード)発行案件では、以下のように7,000円が自分の報酬として入手できる。
年会費無料のクレジットカード発行やサービス登録案件をいくつかやれば20,000~30,000円くらいならさくっと稼げる。
ただし、完全に単発の収益なのでこれを日常生活の足しにするのは不可能。一時的な小遣い程度に考えるのが無難だ。
ちなみに、例に出したA8.netは最大手アフィリエイトサービスで、ブログアフィリエイトとして俺も使用している。
なお、アフィリエイト経由かどうかに関わらず、クレジットカードを作成した場合は少なくとも半年~1年以内に解約してはいけない。ブラックリスト入りしてしまうためだ。
サラリーマンは副業し得
ありがたいことに今の日本では働き方が多様化していて、サラリーマンから俺みたいなフリーランサーまで色々な立場の人が日々お金を稼いでいる。
そんな中でも、やはりサラリーマンが副業をするパターンが万能だと思っている。安定感を享受しながら天井知らずで稼げるから弱点がない。
収入源を複数持つ事ができれば、万が一本業の稼ぎが0になっても収入を絶やさないで済む。今回の大不況のような事態に強いということ。
また、スキルアップに繋がる副業であれば脱サラの夢も見られる。実現可能性は別にして、夢を見るだけならタダだ。
以上から、サラリーマンは副業し得であると俺は思っている。というか、俺も本来は副業サラリーマンを続ける予定だった。
副業以前に本業がオワコンなんだよ!って人は先に本業から変えたほうがいいかもしれないから、転職の参考として以下の記事も読んでみてほしい。